おっぱいの状態正しく理解できていますか?
こんにちは助産師の田口です。
今日はおっぱいのお話しです。
亀裂、水疱、うっ滞、腺詰まり、しこり、嚢胞、膿瘍、授乳拒否、直母困難、などなど、おっぱいに関連したワードはたくさんあります。白斑もよく聞きますね。
助産師が判断するものから、医師がエコーで確認しなければ診断がつかないものまで様々です。
例えばネット上では「白斑」というワードを検索したら、ものすごい数の記事がヒットするでしょう。
乳頭の先に白いものがプチっとできているとします。どうやら検索すると白斑らしい。ネットにはとにかくよく吸わせること、と書いてあるのでやってみた。
結果痛みが増し、どんどんしこりが大きくなった。
こういう患者さんとても多いです。
白斑と言っても、腺詰まりによるものなのか、水疱を形成しているのかによって、授乳方法もマッサージも変わってきます。
また、どうしてそのトラブルが起こってしまったのかを、問診や触診から判断していくことも、とても大切です。
そして何よりも一番大事なのは、なぜそのトラブルが起こったのかということを、患者さん自身が正しく理解できているか?ということです。
腺詰まりや水疱はマッサージで解消されても、根本的な原因が解消されなければまたトラブルを繰り返し、「もう授乳なんて嫌だ!!」となりかねません。マッサージ代もかかりますしね。
ただそこにあるトラブルを解消するだけが、助産師の仕事ではありません。
原因は何かを突き止め、患者さんと一緒になって解決の道を探る。それを行うには一対一でゆっくりと患者さんの話に耳を傾けて、正しく診断し、ケアを行っていく必要があると思っています。
夜な夜なネット検索をしたり、育児本を読んだりする前に。
そしてトラブルが悪化して身も心も辛くなる前に、ぜひ一度ご相談ください。
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