なぜ身体を整えることが大事なのか?
こんにちは、助産師の田口です。
さて、今日は少しフワッとした内容です。
子供が欲しいなぁと思ったら、自分の生活に目を向けて、いつもより少しだけ口に入る物に気をつけたり、身体を冷やさない様に気をつけたりしますよね。
妊娠したら尚更「1人の身体じゃないんだから!」と周りも気を使ってくれたりします。
これが産後となると急にママ達は自分の身体に目を向けなくなります、そう1番目を向けるのは赤ちゃんだからです。
それはそれでとても大切なのですが…
お産後、きちんと養生できていないと身体が悲鳴をあげ、いろいろなところに痛みが出たり、おっぱいトラブルが起こったり、心の変化に現れたりします。
私が助産師になった約20年前から、ママ達の身体も育児環境も大きく変わりました。
分娩時年齢の高年齢化など、あげればキリがありませんが、私がデータではなく肌で感じていること。
それは身体と心が整わないまま出産している人が多い、ということです。
自分の身体と向き合わないまま妊娠出産すると、身体の変化に気がつかない、心がついていかないだけでなく、自分が健やかに過ごす為にはどうしたらいいか、という事自体も分からなくなってしまうことがあります。
そのうち快、不快すら分からなくなりかねません。
授乳相談や、育児相談で1番難しいなぁと思う場面は、まず自分の身体の不調に気づけない。
そしてどうしたら快適になるかが分からないママ達が多い、という事です。
常に大量な情報が様々なツールから流され続け、猛烈なスピードで世の中が変化しているこの時代だからこそ、外ではなく、自分の内側に目を向けて欲しいなぁと思います。
ここまで書いて、なんだかヨガっぽいお話しになってきましたが、私と理学療法士の安藤さんは、ヨガインストラクターでもあります。
国家資格を持ち、長い間身体に関わる仕事をしてきていても、やはり大事なことは「不調を治す」だけではなく「心身共に健やかにいること」だとなんとなく感じているからです。
育児期間だけでなく、その後の長い人生を快適に過ごすためにも、自分の身体を知り、いたわるところから始めませんか?
私達はその為のお手伝いを、それぞれの分野で、行っていく専門家です。
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