お一人お一人に合ったトライアルコースを。
こんにちは。今回は先日のトライアルのレポートを、田口と安藤がお届けします。
トライアルでは、マンツーマンで90分、じっくりと助産師と理学療法士によるケアやアドバイスが受けられます。
今回来て頂いたママは産後6ヶ月。
まずは助産師による乳房チェックから。
右のおっぱいの内側に硬さがあり、ご本人の訴えとしては、授乳などの姿勢による肩凝りや胸周りの凝り感がありました。
左の外側下方にも同様の腺の硬さがありました。問診と触診から左は継続的なうっ滞によるもの、右は肩こりなどの血行不良からくるものと思われましたが、今特におおきなトラブルはなく、腺の硬さについても、本人が苦痛を感じている訳ではないので、今回は乳房マッサージではなく授乳に関するアドバイスと、今後月齢的に気をつけなければならない授乳のポイントのお話を行い、理学療法士にバトンタッチしました。
理学療法士安藤にバトンタッチし、まずはしっかりと胸椎や肋骨、胸骨のアライメント(状態)を整えました。
元々アスリートであるという事もあり、とてもコンディションは整っていて、骨盤の左右差や、腹直筋離解もありませんでした。
ただ、産後特有の腹筋の収縮が落ちていたのでお腹や骨盤底筋群を促すトレーニングの指導を。
その後は再度助産師によるおっぱいチェックをすると、内側部の硬さはとれ、ふわふわに。
外側の腺の硬さはゆるんでいました。
お胸がゆるんだことで、授乳のくせや、滞りやすいところなど客観的に知ることができたご様子でした。
理学療法士って?
助産師については、皆さんイメージが湧くと思いますが、理学療法士についてはママ達にあまり馴染みがないかもしれませんのでちょっと解説しておきますね。
理学療法士は、国家資格を持った医療従事者です。
簡単にいうと「リハビリ」を提供する仕事です。病気や怪我、また生まれつき障害を持った方が、より自分らしく生きていけるように、筋力をつけたり、ストレッチやマッサージをしたりしてお身体を整えていくサポートをしています。また、周りの環境を調整する事で生活しやすくなるようアドバイスをしたり補助具を作成したりもします。
主に医療現場や介護現場、スポーツ業界などで活動している事が多いので、ママ達が出会うことはまだ日本では少ないかもしれません。しかし、徐々に産後ケアの必要性が高まっている事を受け、安藤のように産婦人科領域でも理学療法士が介入し始めているところです。
M&Bでは何ができる?
M&Bは医療施設ではないので、治療をする場ではありません、健康に近づくお手伝いをする場です。ですので、お越し頂いき、問診等を行う中で少しでも〝医療的な手立て〟が必要であると感じた場合には、すぐに医療機関を受診する事をご提案させていただきます。
これは、非常に重要な事です。医療に携わっている私たちだからこそ、多くのリスクを知っているので、少しでも不安がある場合には介入は中止しています。
理学療法士としての視点からアドバイスや整体を行う事で、ママご自身がお身体の状態をキチンと理解して頂き、改善するための術を徹底的に身につけて頂く。
そして、ご自分の身体の状態をきちんと知って頂く。
助産師と共に連携して様々な方角から施術を行う事で、さらに皆様のお悩みを的確に、スピーディーに解決に導きたいと思っています。
何よりも、心から寄り添い、一緒にお子様の成長を喜び合える関係を築く。
これが本当に必要な産後ケアを提供する者として、本当に大切な事だと思っています。
本コースはまだ抵抗あるけど、一回ケアを受けてみたい方、ぜひトライアルをお試しください。もちろん妊婦さんも受けられます!!
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